サッカーおでんのブログ

ボールと人、どちらを中心に考えるか

2024/08/15 05:25サッカー

サッカーをするとき、何を中心に考えますか。

選手のプレーや指導者の話を聞くと、人を中心にしている印象を受けます。

人を中心にするサッカーは悪くはありませんが、選手は苦労するかもしれませんね。

なぜ、人が中心だと選手が苦労するのか。

分かりますか。

トラップで考えましょうか。

人が中心になるサッカーだと、ボールを自分が好む場所にトラップしようとする。

いわゆる、蹴りやすい場所にトラップする、ですね。

成功するといいのですが、狙い通りにならなかったらどうするか。

おそらく、再びボールを触るのではないでしょうか。

人が考えた通りにボールが動かない場合、ボールの位置を修正する。

人が中心になるサッカーでは、失敗することが増えます。

理由は簡単です。

理想通りにならないと失敗になるため、まず成功することは無い。

表現を変えると、細かい部分ばかり見て失敗を増やそうとする習慣がつくから。（選手を否定して楽しむ指導者が好む方法）

基本的に褒められることは無いでしょう。

日本人を褒めたくないから、どうでも良いことで文句を言う。

最初から失敗が約束されているようなものです。

成功と失敗について興味があるなら「ボールが正しい、ボールは間違わない」がおすすめです。

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では、ボールが中心になるサッカーはどうでしょうか。

ボールが中心になるサッカーは、ボールが決めたことが正解になります。

トラップが乱れたとしてもボールの意見が優先です。

選手が想像した未来と違っても、ボールが正しいことになるため、常に成功。

まず、失敗という発想が無い。

周りに自分の意見を押し付ける人を想像するといいでしょうか。

普段、目玉焼きを注文する人が、今日は玉子焼きを頼んだ。

これを、どのように受け止めるか。

「今日は、いつもとは違うものを食べたいのだな」

こう思える人は、相手にも感情があることを知っている人。

「普段目玉焼きを食べているのだから、今日も目玉焼きを注文するように注意すべきだ」

こう考える指導者は多いでしょうか。

相手の気持ちを無視して、周りに自分の意見を押し付ける人は嫌われる。

当然ですが、ボールからも嫌われます。

トラップしたとき、自分が望むような結果にならなかったとします。

このとき、どのように受け止めるか。

ボールを正しい位置に止めるため、再びトラップすべきだと思うか。

それとも、今日のボールは元気だなと考えるか。

同じ結果でも、受け取り方で気持ちが変わります。

正しい位置に止めるべきだという考えだと、失敗したことを強く意識してしまう。

元気なボールだと考えるなら、失敗だと思わない。

気持ちの部分で違いが出ますよね。

また、始まりの部分でも違いが出ます。

「ああ、失敗した」と思いながらサッカーをするか、「お、元気だな」と思ってサッカーをするか。

良い状態でサッカーが出来るのは、どちらでしょうか。

私なら、心を良い状態に保つ考え方を採用します。

失敗を強く意識することから始まるサッカーと、失敗が無いサッカー。

どちらを選びますか。

私なら、「ボールの気まぐれ」を利用出来るサッカーを選びます。

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