うまいのはペレだけ、あとは同じ。下手だから試合に出さないのは間違い

試合に出場出来るのは上手い選手だけ？
そんなことはありません。
サッカーの試合は、下手な選手が出るものです。

「上手い人が出るべきだ」と考える「下手で無能な指導者」もいるでしょう。
これは間違った考え方。

ブラジルの言葉に「うまいのはペレだけ、あとは同じ」というものがあるそうです。
この言葉を少し乱暴に解釈するなら、「ペレ選手ではない」なら「下手」になります。

「上手い人が出るべきだと主張する人」は、ペレ選手を指導しているのですか？
違いますよね。「下手で無能な人」がペレ選手を指導出来るはずがない。
「うまいのはペレ選手だけ」なので、サッカーの試合は「下手な選手が出る」のが当たり前。

乱暴な言い方をするならば、「下手で無能」でも「指導者」になれますよね。
「下手で無能でも指導者になれる」のに、「上手くないと試合に出さない」と言うのは笑えないジョークだ。
選手の方が「下手で無能な指導者」よりも優れているでしょうね。

馬鹿げた反論をする人もいると思いますが、「ペレ選手よりも上手ですか？」
上手くないでしょう。

サッカーはスポーツという娯楽。
サッカーは楽しむものであって、選手を傷付ける道具ではありません。
こんなことも分からない人間でも指導者になれるのは、スポーツが「下手で無能」にも寛大だから。

他のスポーツでも同じことが言えますが、出来の悪い指導者が消えていない時点でスポーツは甘い世界。
日常では、たった一回確認を怠るだけで命を失うことがある。

出来が悪い人にも優しいのがスポーツ。
優秀な人でも理不尽に退場させられるのが日常。

「指導者も間違うこと」、「子供のときはパッとしない人でも素晴らしい選手になること」をペレ選手の話を使って説明しています。

「上手い選手」は上の世界を知っている。
「選手時代に活躍している」なら「指導者」になっても上の怖さを知っている。

「下手で無能な指導者が下を見る」のは「下が珍しいから」

人は少ない方に注目することがある。

「下手な選手」を見て何を思うか。
「あなたが世界で一番優れた選手」だとしよう。
「一番」なのだから周りは自分より下手な選手ばかりでしょう。
騒ぎますか？騒ぎませんよね。
最初は周りの能力に驚くかもしれませんが、それが普通になり気にしなくなる。

「上手い選手」は「まだ上手くない選手」を見慣れている。
「下手くそ」は「自分よりも下が珍しい」から騒ぐ。

「私」の「狭く浅い人生経験」では「上手い人ほど静か」だった。
「下手な選手（指導者）」ほど「下に攻撃的」

「ゾウの大きさ」に驚くことはあっても「アリの大きさ」に怯えることはないでしょう。

「あなたを不幸にしようとする相手」とは付き合わない方がいい。

ペレ選手の昔話を読んで、勇気と元気をもらってください。
「偉大な選手」は他の選手を勇気付ける。
「私」も「勇気と自信」をもらいました。

スポーツで一番大事なのは自分の心を守ること。
心を壊されないようにしてください。
心を壊されることは未来を奪われるのと同じです。

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