トラップを大事にする指導者は多いですが、周りに差をつけるトラップの仕方を知っている指導者は少ないでしょう。
考え方を変えるだけでトラップの質が変わることを知っていますか。
一度、自分が使っているトラップを確認するといいでしょう。
トラップを大事にする指導者ほどトラップが雑。
トラップの仕方には色々なものがあるため、自分が好きなものを選択してください。
身体に馴染んだものが一番です。
ただし、今まで使用してきたものよりも高性能な方法があるなら、一度試すといいでしょう。
やり方を変更すると馴染むまで時間がかかるため、試合直前等は避けた方がいいかもしれませんね。
では、始めましょう。
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トラップは何をするために行われるのか。
今回はももで考えましょう。
ももを選択したのは、初心者でも比較的扱いやすいからです。
また、扱いやすいがゆえに適当なトラップをする経験者が多い。
なぜ、ももトラップが雑な選手が多いのか。
答えは簡単ですね。
指導者が悪いから。
無責任な指導者が多いから、日本人選手の勝ち点3が減る。
完全に指導者の責任です。
「上手くなれないのは本人の責任だ。指導者のせいにするな」と言うならば、指導者が下手で無能なのは指導者が選手時代も含めて駄目だったからでしょうね。
指導者は、今苦しむか、すぐ苦しむかを選ぶといいでしょう。
役に立たない指導者は放置して、自習した方が時間を有効に使えますよ。
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ももでボールを扱うとき、ももをどのように使いますか。
話を円滑に進めるために、トラップする場面を共有しましょう。
2人組が向かい合い、相手のももにボールを投げる。
飛んでくるボールをももでトラップして蹴り返すとします。
ここまで大丈夫ですね。
自分から見て前から飛んでくるボールをももで扱う。
前から来るボールを、ただ扱うなら適当でも大丈夫です。
ただし、試合のように急いでボールを地面に導かないといけないなら、下の図(2)がいいでしょう。
下の図(2)の角度でボールを触ると、ボールが自然と下に落ちます。
ボールの動きに合わせて足全体を後ろに引かなくても大丈夫です。
2人組でのトラップ練習のときに、ももの角度を変えてボールの反応を試してください。
ボールを下に落としたいときは、上の図(2)が適しています。
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ボールを上に動かしてオーバーヘッドキックをしたいなら、下の図(3)がおすすめです。(または、下の図1)
ボールに上への動きを追加するなら、ボールを持ち上げるつもりでトラップするといいでしょう。
ももの角度と勢いで自分の頭上にボールが動くはずです。
ただし、ももを持ち上げすぎる(膝が胸に近い)と、自分の胸や顔にボールが当たるため注意が必要です。
ボールを上に持ち上げたいときは、ももの角度と動かす速さに注意しましょう。
上の図(3)のももトラップはボールを自分に引き寄せることも出来ます。
自分から離れていくボールを手で引き寄せるように動かしたいなら、上の図(3)の角度を維持したままボールに当ててください。
ボールが滑り台をすべるように、自分の胸に飛び込んでくるはずです。
次は、シュートを撃つまでの早さを上昇させるももトラップの仕方です。
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シュートを早く撃ちたいなら、下の図(5)がおすすめです。(下の図4から6は左足の説明。右足でトラップする場合は逆になります)
2人組で行うトラップ練習で試すと分かりやすいでしょう。
上の図(5)は、ボールをももの内側に当てる動き。(上の図4から6は左足の説明。右足でトラップする場合は逆になります)
落ちてくるボールにももの内側が当たるようにします。
このとき、上の図(2)と組み合わせると、トラップした足とは逆の足の方にボールが動きます。
日本人選手が指導者から押し付けられる「蹴りやすいボールの位置」がありますよね。
上の図(5)と(2)を組み合わせると、「蹴りやすいボールの位置」になるはずです。
あとは、トラップした足とは逆の足を振り抜くだけ。
このボールの扱い方は、ジダン選手(フランス)を連想させますね。
ボールの動きが華やかになるはずです。
ボールを左右に動かすなら、ボールの芯を探す下の動画がおすすめです。
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トラップした足の外側にボールを動かす方法もあります。
下の図(6)を使うとボールがトラップした足の外側に動きます。(下の図4から6は左足の説明。右足でトラップする場合は逆になります)
単純に使用する場面が想像出来ませんが、時間に余裕があり外側に動かしたいときに使えます。
少し記憶に自信がありませんが、外側の選手が反対側から斜め前に飛んでくるボールを前進する勢いを殺さずに攻めに繋げるときに使えるはずです。
走る動作のまま、ボールをももの外側に当てた気がする。(記憶に自信が無い)
サイドチェンジから一気に縦方向に攻め上がり、クロスを入れるときに使えます。
ロベルトカルロス選手(ブラジル)を想像するといいでしょうか。
初心者でも一気に前進してクロスを入れられますよ。
走る動作を観察すると、意外とももを上げませんよね。
走る動作のままボールにももを当てると、自然と良い感じになるはずです。
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下の図(1)は相手に囲まれながらも密集地帯を脱出するときに使えます。
マラドーナ選手(アルゼンチン)だったと思いますが、ももでリフティングをするような形で密集地帯を脱出した映像を見た記憶があります。
上の図(1)だとボールが自分の目の前に動くため、相手は奪うのが難しい。
ボールの高さを維持するなら上の図(4)と組み合わせます。(上の図4から6は左足の説明。右足でトラップする場合は逆になります)
上の図(5と6)ではボールが下に落ちるため、落としたくないときは上の図(4)がおすすめです。
サッカー歴が長いのに上手に見えない選手は、上の図(1)と(4)の組み合わせしか使えない印象です。
相手に狙われやすいトラップになり、焦りからキックを失敗しやすいかもしれませんね。
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今回紹介したももトラップの仕方は、ボールの扱い方になります。
身体の使い方ではなく、ボールの扱い方です。
ももの角度が大事なのではなく、ボールの扱い方が大事です。
ここを勘違いすると「ももトラップ」しか成長しません。
ボールの扱い方なら、「ももトラップ」で学んだことをシュートやドリブルでも使えるようになります。
その問題でしか使えない答えの丸暗記はよくありません。
答えを丸暗記する人は、数字が変わると全く解けなくなる。
解き方を理解すれば数字が変わっても正解出来ますよね。
それと同じです。
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ボールの扱い方は、サッカーの基本です。いや、入り口でしょうか。
今はサッカーおでんが言っているだけですが、そのうち日本サッカー全体の常識になると思います。
ももの扱い方を丸暗記したら駄目ですよ。
なぜ、その使い方になるのか。
それを理解してください。
ボールの扱い方はサッカーおでんで理解出来ます。
サッカーおでん(ボールの扱い方)は上の図で作れます。
サッカーおでん(ボールの扱い方)を理解出来ると、ももトラップで扱った内容が自分でも説明出来るはずです。
下の図を観察すると、サッカーおでん(ボールの扱い方)が見つかりませんか。
上の図と下の図を見比べると、サッカーおでん(ボールの扱い方)が見つかるはずです。(答え。上の図1と下の図2、上の図2と下の図3、上の図3と下の図1、上の図4と下の図2、上の図5と下の図3の弱い版、上の図6と下の図1の弱い版)
ボールの扱い方が大事ですよ。
サッカーおでんを覚えると違う選手になります。
下の動画もおすすめ。
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ももトラップについては「おでん式(日本式)トラップ、もも」がおすすめです。
ボールへの気持ちの伝え方は「サッカーボール語を覚えよう」にあります。
サッカーおでんの作り方(ボールの扱い方)を知りたいなら「サッカーおでん」がおすすめ。
読むだけで終わるより、読んだ内容が本当なのかボールで確認しながら読み進めると理解度が高まりますよ。
ボールと楽しい時間を過ごしてください。
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今日紹介した記事。
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