3月のアフガニスタン戦とシリア戦

アフガニスタン戦は見るのを忘れていた気がする。
試合に気付かなかった。

試合の記録を確認すると、シリア戦は見た気がする。
アフガニスタン戦もシリア戦も点の入る試合。
点が入る試合は良いですね。

シリア戦で気になったことが2つ。
1つ目が、宇佐美選手のドリブル。
途中でふらついた気がする。
疲れやバランスを崩したときのふらつきでは無かった。
もしかすると、宇佐美選手のドリブル能力は、まだ半分かもしれない。
まだサッカーおでんの方で書いていませんが、少しだけ紹介を。
サッカーには2つの世界があります。世界とは空間のこと。
シュートやパスでは2つの世界を使用する人が多いです。
しかし、ドリブルで全ての空間を使う人は少ない。
ドリブルが上手い人は、片方の世界で終わる人と、全ての世界を使える人に分かれます。
普通は片方の世界で終わっても全く問題ありませんが、日本代表がW杯最多優勝国になるには全ての世界を操る必要があります。

サッカーにある2つの世界とは、「蹴り足側の世界」と「軸足側の世界」です。
シュートやパスでは両方使う人が比較的多いため、実際に使わなくても「知識」として知っていることが多いです。
インステップキックやインサイドキック、アウトサイドキックは、「蹴り足側の世界」を使うキック。
「軸足側の世界」を使うキックは、「ラボーナ」が有名です。
「ラボーナキック」と聞くと、「利き足だけにこだわる選手」を紹介するときに使われる単語かもしれません。
特に「左利きの選手」の説明で聞いたことがあるでしょう。
また、「(特定の指導者が考える)両足を使う大切さ」を強調するときに好んで使う人が多いでしょうか。
シュートやパスで2つの世界を使うように、ドリブルでも両方の世界が使用出来ます。

宇佐美選手のふらつきのようなものは、「軸足側の世界」を使用しないために発生したのかもしれません。
もう少し観察しないと分かりませんが、疲れやバランスを崩したときのふらつきではない独特の動きだったので、たぶん「軸足側の世界」関係でしょう。
半分の世界だけでも十分素晴らしい選手ですが、もう一つの世界まで使いこなしたら凄いことになりますね。
まだ「片方だけのドリブル」と決まった分けではないので、試合中の動きを観察したい。試合を見る楽しみが増えたかもしれない。

「蹴り足側の世界だけのドリブル(半分だけのドリブル)」は、「アウトとイン」でドリブルすると特徴が出ます。
「反復横跳び」のように動くドリブルは、「蹴り足側だけのドリブル」です。
上手さは出せますが、頑張っても「テクニック」程度。「マジック」にはなれないでしょう。
「技術」ではなく「魔術」のようなドリブルがおすすめです。
本家の作業報告になりますが、おでん式(日本式)キック専門のページを追加予定です。(追加情報が多いので、かなり時間がかかると思います)

「技術」ではなく「魔術」や「忍術」を、「テクニック」ではなく「マジック」を手に入れてください。

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もう一つ気になったことは、酒井高徳選手。
ボールを受けるときに、ボールを待つ場面がありました。
私もそうだったのですが、ボールが自分の方に来るのを待つこともありますよね。
ボールが来るのを待つのではなく、選手も迎えに行くと早く合流できます。
「早く合流する」とは、ボールを安全に自分のものにするということ。
たしか一回だったと思います。
右サイドで待っていたときに、ボールが高く跳ねて頭の上を越えた場面がありました。
おそらく「地面で跳ねて上昇するボール」よりも「落下するボール」を選択したのでしょう。
予想以上にボールが跳ねたため、自分のものに出来なかったように見えました。

扱いやすいボールになるのを待つのもいいですが、自分から迎えに行くのもいいでしょうね。
上昇するボールは「お辞儀をするようにトラップ」すると扱いやすいです。
酒井高徳選手は良い攻撃をしていたので、ボールを迎えに行けばもっと凄い攻撃が出来たかもしれません。
全てのボールを自分のものにするぐらい、貪欲な姿を見たいですね。

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今回気になった2つのことは、多分気にしない人が多いかもしれません。
まだ出来ること、もっと上手くなれる選手を見ると楽しくなります。
素晴らしい選手達が更に強くなることを考えると、日本代表の将来が凄いことになりそうですね。
ドリブル上達のヒントになるのが「ラボーナ」で、ボールを早く扱うことのヒントは「ロマーリオ選手のシュート」。別の競技だと「テニスのライジングショット(漫画から得た知識)」でしょうか。
サッカーが上手くなるヒントは、漫画やアニメ、ゲームといった「親や指導者が嫌うもの」や、国語や算数といった「親や指導者、子供が嫌うもの」にもあります。
ヒントが多すぎて気付くのが大変。ヒントや答えが隠れずに堂々と置いてあると、意外と気付かないものです。
もう少し隠れていたら気付きやすいのかもしれませんね。

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