選手を支配しようとする指導者。
ボールを支配しようとする選手。
発想は同じ。
自分が楽になるために相手を動かそうとする。
相手を動かそうとするよりも、自分が動く方が確実です。
これは、サッカーボールに対しても同じ。
ボールを自由に扱おうとすると上手くいかない。
しかし、ボールに合わせるようにすると上手くいく。
自分の理想通りにボールを動かそうとする選手ほど、ボールに振り回される。
サッカーで大事なのはボールに合わせること。
ボールが主役で選手は脇役です。
指導者は観客と同じ。
ボールに合わせることについては「選手がボールに合わせる」がおすすめです。
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ボールを主役にする最大の良さは、失敗が無いこと。
人間側がボールに合わせるため、ボールが失敗することはありません。
仮に失敗があるとしたら、人間側の反応が悪い場合。
選手が遅刻すると失敗になります。
人間が主役の場合、ボールを理想的なものにしようとする。
この発想は縁起が悪いから駄目。
縁起の良いサッカーが欲しいなら「どこで蹴るかより、どこを蹴るかが大事」や「サイコロで考える安定した魔法と縁起の良い技術とは」がおすすめです。
理想のボールがあるのは問題ありませんが、理想通りにしようとすることが始まりだと、失敗から始まることが多くなる。
全く同じボールでも、成功だと考えるか失敗だと考えるかで強気度が変わります。
コップの水を見て、まだ半分あると考えるか、もう半分しかないと考えるかの違い。
「ああ、失敗した」
こう考えてから行動する人が、勇敢な選手になると思いますか。
指導者が選手の勇敢さを奪っている。
勇敢さについては「日本人は積極的で失敗を恐れない性格」がおすすめ。
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難しいことをしても芸術点はありません。
サッカーでは、格好良いシュートも面白いシュートも同じ一点。
周りの反応が変わるだけで一点は一点です。
ならば、難しいことをするよりも簡単にすませた方が良い。
例えば、逆立ちをしながらヘディングでシュートを撃つより、足で蹴る方が簡単。
逆立ちをしながらヘディングで決める方が難しいですが、足で蹴った方が早い。
私なら、逆立ちでヘディングシュートを撃つように強制する指導者がいたら、頭を抱えます。
指導者の話を聞くと「逆立ちでヘディングシュートを確実に決められるまで撃つな」と言っている。
指導者は自分が何を言っているのか理解しているのか。
日本国民の敵だろう。
スポーツ界との距離を取りたくなる。
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サッカーに芸術点があったとしても、まずは点を積み重ねることを目指すと思います。
ある程度余裕が出てきたら、芸術点での逃げ切りを目指すでしょう。
サッカーに芸術点はありません。
指導者の好みは関係無い。
ボールをゴールに入れることが大事。
入り口を間違うと苦労しますよ。
今日紹介した記事。
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