上手くなるとは、成長するという意味です。
出来ない人ほど点が伸びやすい。
これは数字で考えると分かりますよ。
100点が最高だとして、10点の人は90点増やせる。
しかし、95点の人は5点しか伸ばせない。
この違いです。
嬉しいような悲しいような、そのような話。
見落としていること、ありませんか。
サッカーでボールを扱うとき、基本的に同じだと思います。
ボールの位置で考えると、おそらく一緒。
毎回、軸足よりも蹴り足側にボールがありませんか。(左利きは下の図イ、右利きは下の図ニ)
軸足よりも蹴り足側を光の世界、軸足よりも軸足側を闇の世界とします。
闇の世界を使えない選手は多い。
なぜだか分かりますか。
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光の世界を使える選手が多いのは、指導者が光の世界のボールを押し付けるから。
闇の世界を知らない選手が多いのは、指導者が闇の世界の意味を理解出来ず、勝手に禁止するから。
優れた選手は闇の世界も扱えます。
呼びやすいように光と闇としていますが、両方正しい世界です。
指導で光が当たるから光の世界。
指導者から禁止され、光が当たらないから闇の世界。
両方共、正しい世界です。
一般的な蹴り方は光の世界にあるボールを扱う。
インステップキックやインサイドキック、アウトサイドキックもそうですね。
軸足よりも軸足側にあるボールを蹴るのは、ラボーナが有名です。
指導者からラボーナを習ったことはありますか。
おそらく、無いのでは。
光と闇の世界を知りたいなら「闇の世界と光の世界。サッカーにある2つの世界とは」がおすすめです。
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勉強不足の指導者は、ラボーナを使う機会は少ないから教える必要が無いと言うでしょう。
これは間違いです。
軸足よりも軸足側にあるボールを蹴る発想が無いと、シュートが下手になります。(ボールを待てないから。または、一対一でキーパーを観察出来ないから)
シュートが下手だから下手になる練習をする。
そして、下手が下手になるための時間を過ごす。
簡単な例をあげましょう。
インサイドキックでボールを蹴るとき、軸足のつま先を相手ゴールに向けるとします。
この時点で、シュートが下手になる。
なぜ、下手になるのか。
分かりますか。
制限が増えるからです。
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ドリブル等で、アウトサイドでボールを動かした後にインサイドでシュートを撃つ場合。
ボールを追いかけると、軸足のつま先は相手ゴールを向かない。
ドリブルで横への移動が大きくなればなるほど、両足のつま先は相手ゴールを向かない。
つま先の向きを意識する選手は、この状態からシュートを撃てませんよね。(勝手に諦める)
つま先がコーナーフラッグを向いているとします。
そこからシュートを撃てますか。
普通は撃てますよ。
しかし、軸足のつま先をボールを飛ばす方に向けるべきだと考える人は撃てません。
本当は撃てるのに、勝手に撃てないと思い込んでしまうから。
頭に制限がかかりましたね。
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技術面でも制限がかかりますよ。
身体は横(斜め前でも良い)を向いた状態で反対方向(右に移動中なら左側、左に移動中なら右側)にボールを飛ばせるなら、アウトサイドでボールを動かしても問題ありません。(インサイドで遠い方にボールを流し込むシュート)
勘違いしている人が間違ったインサイドキックと言うことがありますが、身体の横にボールを飛ばす蹴り方があります。(軸足のつま先をボールを飛ばす方に向けない版の、いわゆる、パター型)
この蹴り方を使える選手は、アウトサイドでボールを動かした後でもシュートを撃てます。
指導者が楽になるために選手に苦労を押し付ける。
学校の先生が授業で楽をするために、一桁以外の足し算を禁止するようなもの。
試験本番では二桁以上の足し算が出ますが、学校で禁止されているため生徒は解けない。
解いたら罰として走らされ、試合に出場出来ませんからね。
選手を伸ばすことを指導と呼ばす、指導者が仕事を放棄することを指導と呼ぶ。
真面目な選手ほど下手になると思います。
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トラップで蹴りやすい位置にボールを動かすのは、蹴ることが出来ないボールの位置があるから。
これは、能力的な制限ですね。
苦手な教科があっても、試験は受けますよね。
苦手な教科が試験科目に含まれることに対して抗議するセンセイはいますか。
いませんよね。
生徒が「苦手な教科を出すな」と言ったら先生は何と言いますか。
「苦手なことも勉強しろ」と言うと思いますよ。
蹴ることが出来ないボールの位置があるなら、それを減らすと良いでしょう。
未来の得点源になりますよ。
点を稼げる場所に気付けると成長が早くなります。
これは発想の問題ですね。
サッカーでも、賢さが求められますね。
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