ボールを動かしたとき、想像よりも速く動いたことはありませんか。
動きが速いと正確に扱うのが難しくなり、次の動作で苦戦することが多い。
これを防ぐために、適度な速さを求めると思います。
この考えは正しいのですが、それを叶える方法に問題があることも。
どうやって、適度な速さにしていますか。
昔見たのが、ドリブルで速度を出さない練習。
「速度を出さない」だと、遅いドリブルのように思えますが違いますよ。
ボールを上手に扱えない速度にしないドリブルです。
遅くするのではなく、ギリギリを狙うドリブル練習。
速度が足りないと「もっと速く」と言われる。
しかし、速くし過ぎると失敗する。
この方法、無理がありますよね。
上手に加速して失敗しない速度にするのは賢いとは言えない。
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得意な速さがあるとしたら、それを目指す。
ここまでは皆同じです。
大事なのはここからです。
一度大胆に加速して、速い場合は減速する。
不要な部分を削るのが減速。
この発想、大事ですよ。
減速について知りたいなら「後ろ」の大切さ。減速と緩急と吸い付きがおすすめです。
砂糖と計量スプーンで考えると伝わりやすいでしょうか。
速度を砂糖、軽量スプーンを自分が上手に扱える速度とします。
軽量スプーンに砂糖を入れるとき、どうするか。
軽量スプーンから砂糖がこぼれないようにひと粒ずつ入れるのは大変です。
一度山盛りにしてから、不要な部分を削るなら簡単ですよね。(「すりきり」という考え方)
これが大事。
動画だと下が分かりやすいです。
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減速が出来ると安心して加速出来ます。
砂糖と軽量スプーンで考えると、余った分を減らせるから大胆に砂糖を入れられる。
すりきりの知識が無い指導者は「砂糖がこぼれないようにしろ」と言う。
こぼれないようにゆっくり入れると「もっと速く」と言う。
これは駄目ですよね。
速さを追求するなら減速も扱わないといけない。
減速が出来ない方法で加速だけさせるのは、日本人の子供に大怪我をさせようとしているのと同じです。
自転車が分かりやすいですが、ブレーキ(止まる機能)が故障し減速出来ないのに、「下り坂で速度を出せ」と言うようなもの。
頭がおかしいとしか思えない。
サッカーでは速度が出てきます。
ボールの速度と上手に付き合うためにも、減速を覚えてくださいね。
サッカーで使う速度の話は、算数で習っていると思いますよ。
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